wrigley building



●リグリービルディング
Wrigley Building


 シカゴで最も親しみのある建物といえば、超高層ビルでも近代的なガラス張りの建物でもなく、大時計タワーがある歴史的なオフィスビルデング、リグリービルディングです。 この建物はミシガン通り、シカゴリバーを沿った北側の3角形の敷地にあり、川を隔てた北側の地域では最も古い建物です。 

 リグリービルディングは2つの建物に分かれていて、高い方は南側の建物で、121メートルの高さに及び、階数は30です。 この南側の建物は1921年に建てられました。 北側の建物は21階と南側の建物よりは低いですが、敷地上では南側より広く1924年に完成しました。 この2つの建物の間には、路上のアーケードの他に、3階と14階とを繋ぐ高架連絡通路が設けられ、リグリービルディングの特徴ともなっています。

 このビルディングはチューインガムで大成功を成し遂げた創立者ウイリアム・リグリーが厳粛さを感じさせる本社を創りたいという意図で建てられたもので、レ・バーン奨学基金を獲得したチャールズ G. ビーアマンCharles G. Beersmanがチーフ・デザイナーとして任命され、設計はグラハムGraham, アンダーソンAnderson, プロブストProbst &ホワイト Whiteが採用されました。 

 デザイナーと生計者は、スペインのセビリア大聖堂Seville Cathedralにあるギラルダ・タワーGiralda Tower をモデルにし、また建築装飾としてニューヨークのウールワースビルディングに見られたアメリカン式フレンチ・ルネッサンスのスタイルを取り入れました。 全く異なるデザインを両立することで、リグリー特有のデザインを生み出したのです。

 南側の建物にある時計台は、リグリービルディングのシンボルです。 この時計台は25階の外壁にあり、時計のディスクの直径は19フット7インチ(約6メートル)です。 タワーの4面に設けられているので、どんな方面からでもこの時計を見ることが出来ます。 また白いディスクと黒い針とが強いコントラストを引きシカゴリバーを超えた場所にいても簡単に時間を読むことができます。 今も昔も、この時計は人々の間で常時活用されています。 かつて時計の針はレッドウッドを用いていましたが、現在では厳しい天候に耐えられるアルミニウムになっています。



 誰もが持つリグリービルディングの印象はその白亜の壁でしょう。 外装には約250,000に及ぶ光滑剤をかけた白いテラコッタのタイルが貼られ、建設当時ではこのような大規模なタイルの利用方は初めてだったそうです。 しかしこのテラコッタは、汚れがつきにくく、白亜の色を長い年数保ち続けることができたそうです。 現在ではコンピュータのデータベースを用い貼られてあるすべてのタイルのコンディションを定期的にチェックしているそうです。

 さて、リグリービルディングの一番の特徴はビルディング自体ではなく、ビルディングのライトアップでしょう。 毎日夕方の4時半からから夜の10時まで、リグリービルディングの正面東側の外壁はシカゴリバーを超えた南沿いからおよそ1000ワットを越す光で照らされます。 このライトアップはシカゴのダウンタウンを象徴するランドマークで、世界第二次大戦、71年のライト改善の期間、そして73から74年の石油危機の時期を除いては、1921年から今日に現在に至ってずっと照らし続かれています。

 80年以上、リグリービルディングはシカゴで魅力のあるランドマークとされ、またマグ二フィセントマイルの宝石という愛称で親しまれています。 たくさんのテレビや映画のセットにもこの建物は使われています。 リグリービルディングは今後もシカゴの人々とこの都市を訪れる人達を魅了し続けるでしょう。



●豆知識

 創立者であるウイリアム・リグリーは最初は石鹸のセールスマンでした。 彼はセールを伸ばすため石鹸が売れるとベイキング・ソーダをプレゼントしてきました。 すると、彼は石鹸のセールスよりもベーキングソーダで評判を得てしまいます。 そこで石鹸を辞めてベイキングソーダを売ることに変更。 今度はガムをプレゼントすることになります。 ところが、ベーキングソーダを売っているかたわら、ガムの異常な人気に気がつき、心機一転し、ガムの会社を作ることに決め、彼の大富豪への道が開けました。

 時計台の長針の長さは9’−2”(約2.8メートル)で短針は6’−4”(約2メートル)です。

 ハリソン・フォード出演の映画、「逃亡者」The Fugitive でこの建物がセットに使われました。

 クリスマス、独立記念日などの有名な祝日やシーズンにはライトアップの色が変わります。

 リグリービルディングでは、現在でもリグリー社のメインオフィスがここにありますが、その他に宣伝会社から証券会社、また海外の領事館もこのビルディングのスペースを借りています。 およそ1,300人が毎日ここで働いています。

●ロケーション

リグリービルディング
Wrigley Building
400-410 North Michigan Avenue


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