shedd aquarium




●シェッド水族館

 シェッド水族館は、ミュージアム・キャンパスの中、ミシガン湖を目前にした場所にあります。世界で一番大きな室内水族館で、世界中から8千種以上、7000匹に及ぶ種類の魚や水生動物を管理し、シカゴでは最も人気のある博物館の一つです。

 大富豪ジョン・グローブス・シェッド氏が、世界で最大の水族館をつくるようにと、シカゴ市に200万ドル寄付して、1929年に開館しました。アメリカで最も歴史の深い水族館でありながら、時代ごとに改善と新築を重ね、研究や保護の方面でも力を入れ、世界でも評判な水族館に発展しました。


 中でも1991年に設立されたオーシャナリウムは大好評です。ガラス張りの壁にミシガン湖の景色をとりいれて、遠い海を連想させたデザインで人気を集めました。2003年にオープンしたワイルドリーフの床から天井までを水槽の壁にし、鮫との距離を最短にしようとしたデザインも好評です。

 ギャラリーとしては5つに分かれています。アマゾン・ライジング、パシフィック・ノースウェスト(オーシャナリウム)、カラビアンのさんご礁、世界中の魚、ワイルド・リーフ(シャーク)、そして特別期間の展示会(2005年現在では「蟹」)。ギャラリーは、それぞれに特色があり家族全員が楽しめます。

 アマゾン・ライジング・ギャラリーでは、アマゾン川と熱帯雨林を再現しています。巨大な蛇アナカンダやピラニアなど、アマゾンならではの水生動物、熱帯植物など見ることができます。

 パシフィック・ノースウエスト。カリフォルニアの北部からアラスカまでのコーストのことで、この水族館のオーシャナリウム全体にその環境を作り上げたものです。イルカ、アザラシ、鯨などこの地域に特別な水生動物を管理しています。


 特に人気を集めているのはイルカのショウ。日に3度か4度スケジュールされているイルカのショウは、教育も兼ねていて、面白い反面、イルカや海の保護についても教えてくれます。指定された席や予約の時間はありませんので、混んでいる時などには、スケジュールの30分前ぐらいにはベンチに腰掛けて待っている方が良いでしょう。また海面の下が見られるギャラリーも設けられているので、イルカや鯨など水生動物がどういう風に海中で過ごしているかを見るこできとがます。


 カラビアン海のさんご礁のギャラリーでは、さまざまな華麗な熱帯魚を見せると同時にさんご礁の壊れやすさ、そしてカラビアン海におけるエコシステム(生態系)の重要さも教えてくれます。

 ワイルド・リーフは、フィリピンの岩礁の海を因んで造られたギャラリーで、特に鮫をテーマにしたものです。このギャラリーは最先端のテクノロジーが用いられ、鮫や鮫に関わるその地域の水生動物の実態がよく分かるようにデザインされています。

 世界中の魚のギャラリーは、この水族館の歴史的なギャラリーです。北アメリカから南アメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリア、そしてここミシガン湖からも、80個にも及ぶタンクから、300種以上の種類の魚を見ることができます。


●歴史背景

水族館のプランは、1924年に当時のマーシャルフィールド会社の社長であったジョン・グローブ・シェッド氏が 屋根の下に最大の水生動物の博物館をつくることを元に200万ドルを寄付したことから始まりました。そしてその5年後の12月に、大不況が全米を襲う中、フィールド博物館の東隣に、シェッド水族館を開館しました。

 当時、室内での水族館という発想は初めてなので、建築家のグラハム、アンダーソン、プロベスト、ホワイトらは戸惑ったようでしたが、隣にあるフィールド博物館のスタイルに合わせたいということで、ギリシャ建築デザインをとりいれたビュウレックス・アート・スタイルが持ち入れられました。低いピラミッド型のスカイライトや白いマーブル石を使った装飾の美しさは、現在でもミュージアムキャンパスのアトラクションの一つです。 水生動物を移動するのにあたっては、汽車の貨物がはじめて使われたそうです。

 初代館長のチュート氏に代わり、ブレイカー館長は1970年に、これまで研究、教育と保護だけに力を入れていた水族館にメンバーのシステムをつくり、観光者やシカゴの人々に水族館を宣伝します。さらにボランティアの部をもうけ、幅広く人々にアピールをしていきます。

 水生動物、特にパシフィック・ノースウエストのアイデアは、1967年、そして1980年に再企画され、イリノイ州のサポートによって、1991年パシフィックウイング、オーシャナリウムがオープンしました。このウイングをデザインしたのは、ローハン建築会社。ガラス張りの壁にミシガン湖の景色をとりいれて、遠い海を連想させ、室内一体をノースウエストの環境に造ったデザインは人気を呼びました。ウイングは、オリジナルのビルデングの2倍以上。予想外の反響で、プログラムやカリキュラムも増え入館者の数も200万人に達したといいます。

 さらに4代目ベティ館長の下で、アマゾン・ギャラリー、ワイルド・リーフ・ギャラリーなど、話題を呼ぶ大規模なギャラリーを次々に設け、入館者、メンバーもさらに増え続けています。


●食事

 残念ながらミュージアム・パークには、これぞといったレストランはありません。ですからランチを食べる際には、博物館、水族館、プラネタリウムの中で食べられた方が良いでしょう。シェッド水族館には、バボル・ネット・フードコート、サウンディング・レストラン、ミセスフィールド・クッキーハウスあります。バボル・ネット・フードコートは、通常のカフェテリア式で、ピザ、ハンバーグ、サンドイッチなどの軽食があり、ミセスフィールド・クッキーハウスは、文字通りクッキーなどのスナック中心。サウンディング・レストランは、カジュアルですが、フルサービスの行き届ったレストランで、ワインやカクテルもオーダーできます。但し、このレストランはランチの時だけなので、時間をチェックする必要があります。

●プログラム

 シェッド水族館ではユニークなプログラムが行われています。そこでここで幾つか紹介しましょう。

タッツ・オン・チュースデイ(Tots on Tuesdays)
 このイベントは毎週火曜日、3歳から5歳児のためのプログラムです。ストーリ・タイム、図工、ダンスなど、又、水生動物も触ることもできます。

ジャズィング・アット・ジ・シェッド(Jazzin' at the Shedd)
 6月中ごろから8月一杯、毎週木曜日の5時から10時まで、ジャズのコンサートが開かれています。ネットワークやソーシャライジングには最適なイベントです。

トレイナー・フォ・ア・ディ(Trainer for a Day)

 このプログラムに参加すると、水族館のスタッフと一緒に水生動物の世話や水族館のビハインドシーンを経験できます。イルカ、アザラシ、シーライオンに直接接触でき、またこの分野の知識を広げることができます。

 金曜日、土曜日、日曜日かぎり、時間は8:30 a.m. - 12:30 p.m. 又は 1:30 - 5:30 p.m. 12歳以上。料金は$350 ($300 members)申し込みは312-692-3224 又はメールにて

●面白豆知識

 ワイルド・リーフ・ギャラリーで使用された、床から天井までの鮫の水槽の壁はアクレリック製。その厚さはなんと5インチだそうです。

Shedd Aquarium
1200 S. Lake Shore Drive
Chicago, IL 60605
312-939-2438

●スケジュール

土曜、日曜、休日、夏期間(メモリアルデイからレイバーデイまで)
9 a.m. to 6 p.m.

平日
9 a.m. to 5 p.m.

●入館料

大人 $23
子供(3−11) $16
シニア $16
なおシカゴ在留者にはディスカウント
 チケットは当日窓口、又はチケットマスターから


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