public art

●野外芸術

シカゴは建築芸術の首都だといわれていますが、公共芸術の豊富さでも評判です。そこで、ここに幾つか代表的な作品をあげてみることにしましょう。 ダウンタウンで建築物を巡る際にこの公共芸術も是非鑑賞して下さい。



Calder: Flamingo
カルダー:フラミンゴ

シカゴ・フェデラルセンターはルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが設計したシカゴ代表の建築物の一つです。このセンターはダウンタウンの中心部、ディアボーンとアダムズ通りにありDirksen、 Kluczynski、そして Post Office ビルの3つの集結したセンターで、バウハウスとミニマリズムの影響が強く見られます。そして、主に黒のトーンで強調させたこのフェデラルセンターの広場に一段と映えるのが有名なシカゴ公共芸術のひとつ「フラミンゴ」です。

このピンクの巨大なフラミンゴは1974年に彫刻家アレキサンダー・カルダーの作品で、このアメリカ生まれの彫刻家の傑作とよばれ、16.15メートルの高さに及ぶスティールのフレームで造られています。 この作品にはモービル芸術に影響されたカルダー特有のバランス感と、大きく重い彫刻への興味が深々と感じられます。



Chagall: Four Seasons
シャガール作:四季

シャガールの作品はシカゴ美術館の館内でも見られますが、シカゴのダウンタウンの路上でも観賞することができます。ボックスカー・モザイクという愛称で親しまれているこのマーク・シャガールの公共芸術はファーストナショナルプラザ、ディアボーンとモンロー通りにあり、幅21.34メートル、高さ4.3メートルと大きなスケールのモザイクです。

この作品シャガールからシカゴ市への贈り物として構成されたものですが、実際の費用はシカゴ市からではなく個人で賄えられ、1974年に完成されました。 この壁を埋める多彩な石の破片はイタリア、フランス、ノルウェイ、ベルジン、イスラエルなどから集められたそうです。



Miro: Chicago
ミロ作:シカゴ

このミロの彫刻は1981年に完成され、当時はThe Sun, the Moon and One Star」と題されていましたが、後に「シカゴ」と改名されました。 この12メートルにのぼる細長い彫刻は、両腕を上方に広げて空を仰いでいる女性像を倣ったものです。 ミロの絵画を彫刻にしたようなこの芸術家特有の作品です。 この作品はピカソがあるデイリープラザの通りを隔てたブルーンスウック・プラザにあります。



Picasso:The Picasso
ピカソ作ピカソ

ピカソはこの作品にタイトルをつけなく、また誰もこの彫刻に適用したタイトルが思いつかずにいた為、この作品はこの偉大な芸術家の名前を用い「ザ・ピカソ」と呼ばれるようになりました。 

この作品の由来は興味深く、デイリープラザの設計者ウイリアムハートマンが、彼の尊敬する芸術家ピカソに断れるのを覚悟で公共芸術も作成を尋ねてみると、ピカソは嘗て足を踏んだことのないシカゴに興味を持ち、この依頼に承諾しました。

そして、ピカソは1メートル近いモデルを創り、設計者に渡すことになります。 さらにこの偉大なる芸術家は、この作品はシカゴへの贈り物として献金を受け取りませんでした。 そしておよそ半年後、高さ15.3メートル、162トンもの壮大な公共芸術として、デイリーセンターの広場に置かれることになります。

1967年の8月15日での幕開けはシカゴ市はもちろん全米をあげての大反響を呼びました。 また、1973年の5月にはこの彫刻の前で4月に他界したこの偉大な芸術家に賛辞を呈しました。ちなみにピカソは生涯シカゴに訪れることはありませんでした。


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