
ロング・グローブ
Long Grove
アメリカ中西部の古い風情に浸ってみたいのでしたら、ロング・グローブまで足を伸ばしてみたらいかがですか。 19世紀の中西部、ドイツ移民によって開拓されたこの街は、当時の風潮が現在でも感じられ、隠れた観光地とされています。
深い森林と広い草原に囲まれ、古い街並みが続くロング・グローブ。 この市を訪れると、自然に体がゆったりでき、急かされることなく評判の骨董品店やギャラリー、ローカルのショップをゆっくり廻れます。 また、ロング・グローブ人気の3つ星レストランや地元のワインナリーを楽しむこともこの市の特色です。
その他、ロング・グローブでは、チョコや苺フェスティバルなど、数々のアトラクションが毎月のように開かれています。 街をあげてのフェスティバルを機に、この古い市へを訪れるのも良いでしょう。
ロング・グローブはダウンタウンから北西、およそ29マイル、深い森を越えたところにあります。 広々とした草原、小川、そして肥えた土地は、渡米したドイツ移民から農業を営む理想の場所とされ、1840年代に多くのドイツ移民の在住地となりました。 また、1825年に開港されたエリー閘門を通じて、五大湖付近の市の循環が活発になり、この辺りはシカゴ・ウィスコンシン通路で一休みができる市としても栄えました。
1840年代当時、この市はドイツ語で「母の森」という意味合いを持つ、ムターショルツ(Muttersholz)と呼ばれていました。 ムターショルツに根をはった人々はセントメアリーの教区を起こし、ドイツ移民による強いコミュニティーをつくります。 以来、穀物とオークの木の家具などの売り上げで、ムターショルツはひそかに世代を刻んでいきますが、同時にこのコミュニティーは外の世界と隔離してしまいます。 実際、世界大一次大戦が勃発するまで、ムターショルツではドイツ語だけが話されていて、ドイツ移民独自の環境であったということです。
大戦後、ロング・グローブと改名され、数多くの若者は都会へ繰り出し、それまで閉ざされていた社会環境は自然と崩壊し、様々な人々がロング・グローブの美しさに魅せられ移住してきました。 現在では嘗てのムターショルツ市の風情は残っていますが、閉ざされた環境の姿はどこにもなく、ロンググローブは中西部で指折りの芸術の市として評判です。
さて、ロング・グローブでまず見て欲しいのは、ダウンタウンのクロスロードです。 この十字路の付近にある建物は、現在でも最初の所有者と当時の業種の「飾り額」が貼られています。 もちろん、当時の鍛冶屋、穀物工場と乳業などは、現在では営業はされていませんが、飾り額から当時の趣が感じられます。
次は、ロング・グローブ教会。 この教会は1840年代からドアを開いていて、中西部の歴史的な教会建築の代表とされています。
最後に訪れて欲しいのは、ダウンタウンでは、カバードブリッジ(Covered Bridge)という屋根のついた小さな橋(有蓋橋)です。 多くのアメリカ人にとって、この様な小さなカバーブリッジは特別の哀愁を誘い、ロマンチックなスポットとして知られています。
シカゴから僅か35分でいける洒落た市、ロンググローブ。 この街に訪れると19世紀にタイムトリップした気分になるかもしれません。
ロング・グローブ
インフォメーション・センター
312
322-6900
ルート83 とオールドルート53。
ショップ/Shop
カントリーハウス・オブ・ロング・グローブ
Country House of
Long Grove
30 Robert Parker Coffin Road
Long
Grove
847.634.2292
キッチンの用品から、家具、時計まで数々の洒落た物を扱っています。ここに置かれている商品の60%はアメリカから。これはお土産探しに最適な場所かもしれませんね。
アンバーランド・アーティサン
Amberland
Artisans
440 Robert Parker Coffin Road
Long Grove
847 821-1768
バルティク地方の絶妙なアーティサンによる数々のコレクションが見られます。しかも、テーブルクロスからガラス装飾、ジュエリーまで幅広い。
アマー・ギャラリー
Amers Gallery
432
Robert Parker Coffin Road
Long grove
847
955-196
フランスからの家具、絵画、装飾芸術など数々の洒落た物が店中に並びます。
レストラン/Restaurant
スージーズ・ティー・アンド・カフェ
Suzi's Teas and
Cafe
132 Old McHenry Road,
Long Grove.
773-895-7408
115種類の紅茶。評判のデザート。ブライドシャワーには格別評判があるとか。しかも、数多くのベジタリアンのメニューが揃っています。
ロング・グローブ・カフェ&レストラント
Long Grove Cafe & Restaurant
235 Robert Parker
Coffin Rd.
Long Grove,
847
955-9600
サンドイッチからステーキまで、ギリシャの風味加わったこのレストランは観光客はもちろん、多くのローカルからも支持を得ているとか。ランチとディナー、週末には朝食も用意しています。
エンゾウ&ルチアズ・レストラン&カフェ
Enzo & Lucia's Ristorante & Cafe
343 Old
McHenry Rd.,
Long Grove
847
478-8825
イタリアン料理。シェフ・エンゾウの料理のシーフードは評判です。
ランチとディナー
シーズンズ・オブ・ロング・グローブ
Seasons of Long
Grove
314 Old McHenry Rd.
Long Grove
847
634-9150
なんといっても、この洒落たレストランの魅力はランチとハイティ、そして日曜日のシャンペン朝食。ロマンチックな時を過ごしたいカップルには最適でしょう。ランチは11-2:30。ハイティ(High
Tea)は木曜から土曜の2時からで要予約です。月曜は定休日。
そして大評判のシャンパン・ブランチは日曜日10時から2時ということです。
ビレッジ・ターバン
The Village
Tavern
135 N. Old McHenry Rd.
Long Grove
847
634-3117
この辺りで最も古いバーといったら、やはりこのターバンをあげるべきでしょう。せっかくロング・グローブに来たのですから、この世代を重ねたバーを訪れてみてはいががでしょう。ランチとディナー。
ワインナリー/witnery
ヴァレンティノ・ヴィネヤード
Valentino Vineyards
5175 Aptakisic Rd.,
Long
Grove, IL 60047
847 634-2831
中西部で評判のワインナリー、ヴァレンティノ・ヴィネヤード。週末の金曜日から日曜日まで、このワイナリーは開かれて、葡萄畑のツアーや試飲もできます。
グルンズ・ファミリー・ワイナリー
Glunz Family Winery
221
Robert Parker Coffin Road
Long Grove, IL
634-WINE
(9463)
レイクカンティで随一のワインナリー。グレイスレイクに葡萄畑はありますが、ここでもワイン店がおかれ、試飲もできるそうです。
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